登山

【塔ノ岳】都内からもアクセスしやすい山をヤビツ峠から登山

神奈川県にまたがる塔ノ岳に登山に行ってきました。標高は1,491mあり、都内からも電車とバスで行くことができるので多くの登山者が訪れます。

都内からアクセスが良いのに、本格的な登山ができるうえ、稜線歩きもできるので人気の山です。

私も今回、日帰りで行ける山を探していたところ、塔ノ岳がアクセスも良く、稜線歩きもできるとのことだったので塔ノ岳を登ることにしました。

 


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塔ノ岳登山ルート

活動時間:7時間30分(休憩:1時間30分)

 

バスで登山口まで行き、車道を歩いて登山道に入ります。二ノ塔、三ノ塔を通り山頂まで向かいます。

帰りは山頂からひたすら下って大倉バス停を目指します。

ヤビツ峠登山口情報

所在地
神奈川県秦野市寺山
駐車場
無料
トイレ
登山口、登山道にあり。
※登山口と寺山富士見公衆トイレは無料ですが、登山道にあるトイレは有料(100円)です。
アクセス
小田急小田原線「秦野駅」より神奈川中央交通(秦21系)ヤビツ峠行
備考
秦野駅前にコンビニ(ファミリーマート)あり。
土日などの登山者が多いときは臨時便運航します。

平日と土日ではバスの本数が異なります。土日だと7時台、8時台、9時台バスが運行してますが、平日は8:25のみとなります。これに乗り遅れると次のバスが14:45なので日帰り登山は不可能かと思われます。

秦野駅バス停

▲秦野駅前バス停
塔ノ岳登山のスタート地点であるヤビツ峠までは小田急小田原線「秦野駅」からバスに乗り換えて向かいます。

秦野駅前はそれなりに、栄えており駅前にコンビニ(ファミリーマート)もあります。

秦野駅に下車するとすでに、ヤビツ峠行きのバスに乗るであろうする登山者で大混雑してます。こんな早朝にこの長蛇の列に驚きました。

7:44発のバスに乗ろうとするが大混雑で乗れずにバスは行ってしまいました。ちょっと待ってると臨時便のバスが出てなんとかバスに乗ることができました。この時、3台の臨時バスが出てました。

秦野駅からヤビツ峠までバスで35分程かかります。バスの中も満員状態でしたが、タイミング良く座席に座れたので快適にヤビツ峠に到着。ヤビツ峠までクネクネの山道が続くので本当に座れてよかった。

ヤビツ峠

▲ヤビツ峠
標高761mあります。ヤビツ峠には塔ノ岳だけでなく大山の登山道もあるのでここも登山客で混雑していました。

ちょっとした売店もあり、トイレと駐車場もありました。ツーリングやサイクリングする人も居ました。

ヤビツ峠~塔ノ岳までの道のり

塔ノ岳に向けて出発です。ヤビツ峠から塔ノ岳は距離にして6km、時間にして4時間ほどかかりますのでとりあえず、三ノ塔を目指します。

ヤビツ峠を出発して30分下りの道路を歩きます。山を登るのにいきなり下り道か〜っと思いながら進みます。

道路の途中に塔ノ岳の看板と寺山富士見公衆トイレがあります。ここを左に曲がり、少し進むと本格的な登り道になります。

登山序盤の道は樹林帯の登り道が続きます。見晴らしはよくはなかったので黙々と登りましたが、この登り道がけっこうきつかったです。

次のチェックポイントである二ノ塔まで1時間程歩かなければならなく、肉体的にも精神的にも大変でした。所々にベンチもあったので小休憩をしながら進み、二ノ塔に到着。二ノ塔はあまり景色が良くなかったのでそのまま三ノ塔に向かいます。

三ノ塔

▲三ノ塔
序盤に黙々と進んでいたので予定より早く到着することができました。天候にも恵まれ富士山も見えました。雲にかかった富士山もなかなか綺麗です。

山頂には山小屋のような休憩所もあります。
三ノ塔にはトイレもあり、景色も綺麗なのでここでゆっくり休憩してから塔ノ岳山頂を目指す登山者が多かったです。ここから絶景の稜線歩きがスタートです。

稜線歩きの三ノ塔から塔ノ岳

塔ノ岳登山の醍醐味の稜線歩きです。
ようやく登山が楽しくなってきました。

奥の方に見える小屋は鳥尾山荘です。見た感じけっこうな距離を歩きそうでしたが尾根を下るので足取りも軽やかになります。
途中一ヵ所鎖場がありましたが高さもそこまでなかったのでゆっくり進めば問題ありませんでした。

鳥尾山荘

▲鳥尾山荘
気付くとあっという間に鳥尾山荘に到着。ここを目指す前は果てしないと思いましたが40分程で到着しました。ここにもトイレがあります。いいペースで進んできたのでそろそろ塔ノ岳に到着しそうな雰囲気ですがまだ2時間くらいかかります。

稜線から再び樹林帯の道になりました。
途中、トトロに出てきそうな道を発見。これぞ、登山って感じです。

今度は木のトンネルのような道も。
樹林帯を歩くのはあまり好きでないですがバリエーション豊富な登山道で意外にも苦になりませんでした。

塔ノ岳

▲塔ノ岳山頂
出発して4時間が経過し、ようやく山頂に到着。標高は1,491mあります。ガスってて景色があまり見えず。
山頂にはたくさんの人がいました。山頂には山小屋もあり、飲み物やカップラーメンなども売ってました。

値段は山頂価格で高めです。

山頂からも丹沢系の山々も眺めることができます。

ひたすら下り道の塔ノ岳〜大倉

塔ノ岳山頂から7km先の大倉バス停まで下山します。

ここは、通称「バカ尾根」と呼ばれています。ひたすら下り道が続きますので行きよりはスムーズですが、膝への負担大です。

ストックなしで登山していた私にはかなり辛かったです。

最初の方は景色が綺麗な道を下山していきますが徐々に樹林帯の道になります。傾斜の急なガレ場をしばらく歩き、緩やかな下り道になります。7kmの距離をひたすら下って行くので膝の負担はかなりでした。途中から膝の痛みに耐えきれず片足で降りたり少し歩いて休んでの繰り返しでした。ここにきてストックの必要性を十分に感じました。

所々に山小屋があり、ベンチもあるので休憩しながら下山しました。大倉〜塔ノ岳に登る登山客もいますが、こっち側だとひたすら登りなのでしんどそうですね。

傾斜の緩やかな道になるとホッとしながらの下山。今まで登山で膝が痛くなったことはなかったので「バカ尾根」と呼ばれる意味がわかった気がしました。

膝をかばいながらの下山でしたが、2時間半で大倉バス停に到着しました。もっとペースを遅く下山すれば膝への負担は軽減されていたことが反省点です。

大倉バス停から小田急小田原線渋沢駅行きのバスに乗り登山終了〜。
大倉から渋沢駅までのバスは30分おきに出ているのでヤビツ峠行きよりは断然アクセスはいいです。

塔ノ岳登ってみた感想

少々ハードな登山になりましたが登り甲斐のある山でした。都内から電車とバスで行くことができるアクセスのよい山なのに本格的登山ができる山は首都圏に住む登山者にはありがたい山だと思いました。
歩行距離は長めですが初心者でも登ることができるので本格登山デビューにもいいかもしれません。人気の山で登山者も多く、登山道も整備されているのでソロ登山でも大丈夫そうです。
それでも早朝に家を出発し、塔ノ岳登山の距離もけっこうあるので家に着いた頃には暗くなっていましたし、ヘトヘトになりました。

ヤビツ峠からは大山へも登ることできますし、塔ノ岳からは百名山の丹沢山や鍋割山などの縦走もできるのでまた機会があったら別な山にも登ってみたいと思いました。登山ルートの他にもあるので何回も足を運んでもいいかもしれません。


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trissaaan
介護職をしながら旅に出るブログ。介護についてや旅先の情報を発信しています。