職場で介護用の手袋がなかなか納品されず、節約して使ってと言われました。
どうやら新型コロナウイルスの影響で介護用の使い捨て手袋が品薄状態になっています。これは介護業界の危機です。
世界規模で不足しているのでこの危機はしばらく続きそうですね。乗り越えられるのだろうか。。。
ニトリル手袋や塩化ビニール手袋などが不足しています。
私が働いている施設も手袋を発注しても発注した数が来なかったり、納品が遅れている状況です。
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介護用手袋の品薄の背景
これまで医療現場や介護現場が利用したが、コロナの影響で他の業界や個人でも使用するようになり、需要が急増したことによります。
スーパーの店員さんなども手袋をしながらレジ打ちをする様子も見られるようになりました。
この状況が日本だけなく、世界で起こっています。
介護用の手袋は日本では作られておらず、ほとんどが海外で作られています。
介護士の最大の相棒でもある使い捨て手袋
介護業界では使い捨て手袋の使い道は多岐にわたります。
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食事介助
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口腔ケア
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排泄介助
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入浴介助
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軟膏塗布
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汚染物の処理
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患部の処置
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爪切り
利用者のケアに入るときは手袋を機会はほとんどです。
基本的に1ケア毎に手袋も交換するので1日にかなりの量を使用していることになります。
介護士にとって使い捨て手袋は最大の相棒です。常にポケットに入っています。
使い捨て手袋品薄の介護業界の影響
手袋が使えなくなれば介護業務のほぼすべてが成り立たなくなります。
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感染症が起こる
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ケアの縮小
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介護士の精神的ストレスの増加
手袋は衛生管理と感染防止の役割を持ちます。利用者だけでなく介護士自身を守ることにもなります。
介護施設には免疫力が弱い人が多く入居しており、重症化しやすいため感染症などの対策はどこの施設でも行われています。
対策の中にもケア時は手袋を使用と記されているので、手袋が使えなくなると感染症対策も崩壊してしまいます。
手袋を節約して使用するとすれば、ケアの縮小にも繋がります。排泄介助や口腔ケアなどの回数が減ることが考えられます。そうなれば利用者の清潔保持も難しくなります。
そして、介護職員の精神的負担も増加してしまいます。
介護職は利用者の口の中に手を入れて口腔ケアを行ったり、尿や便の処理など汚いものを扱います。介護職なら慣れていますが、手袋があることが前提です。
手袋があってもやりたくない人は多いでしょう。
手袋が使えなくなれば介護士の精神的ストレスもさらに増加して介護職から離れていく人も考えられます。
まとめ 介護職はコロナ渦で我慢を強いられている
現在私が働いている施設でもみんなが工夫して業務を行っています。
排泄介助や口腔ケアは片手にだけ手袋をつけたり、ビニール手袋を併用したりと介護用手袋を節約しています。
世間ではGotoキャンペーンで旅行に行く人がいますが、介護職の人はコロナに感染して利用者に移してしまうのでないかと思い、活動を自粛しています。または、施設から自粛を求められています。休日も外出しにくい状況です。
プライベートでも我慢しながら、業務内容も緊迫している状況を皆に知ってもらいたい。
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